岩瀬家歴史

ー300年変わらぬ佇まいー

岩瀬家は約三百年前に八年もの歳月を費やして建てられたもので、当時加賀藩の塩硝を取りまとめ納入する上煮役の藤井長右エ門が、天領飛騨白川郷へ加賀百万石の威光を示したものだとも言われています。

岩瀬家のあるこの五箇山は、幾重もの山に取り囲まれた谷間にあり、およそ八百年前に源平の戦いに敗れた平家の落人が逃げのびて来た所とも言われています。

明治時代までは35人もの大家族が暮らしたと伝えられており、合掌造り最大といわれるその威容を物語っています。

岩瀬家は昭和三十三年(1958)五月十四日に国指定重要文化財に指定されました。

また平成7年12月、岩瀬家から程近い菅沼・相倉の両集落は、後世に残すべき貴重な文化遺産として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

 

約300年もの長きに渡り守り続けられてきた岩瀬家の遺構は、美しい山村の風景とともに今なお昔のまま山人の歴史を語り続けています。